スロットなどで777が揃うと大当たりですよね。でもどうして777なのかと不思議に思った方が多いのではないでしょうか。ラッキー7ともいいますが、どうして7なのかと今さらながら不思議に思ってしまいます。
そもそも「7」が幸運の数字であると古くからの西洋の思想があったと言われています。数字の「7」が特殊な意味合いを有しているのは、旧約聖書の「創世記」に、「神が天と地と万象とを6日間で創造し、7日目を安息日(休息日)とした。」と記されていることに基づいています。これにより、数字の「7」は聖なる数であると考えられています。この「7」を聖なる数とする考え方が、キリスト教にも引き継がれて、西洋一般に拡がっていったとの説があります。
では、ラッキー7はどこから来たのでしょう?ラッキー7は、野球(アメリカのメジャーリーグ)が語源と言われています。ウィキぺディアからの引用になりますが、1885年9月30日のシカゴ・ホワイトストッキングスの優勝がかかった試合7回に、ホワイトストッキングスのある選手は平凡なフライを打ち上げました。このフライが、風に運ばれてホームランとなりました。このホームランによってホワイトストッキングスは優勝を決め、勝利投手だったジョン・クラーソンはこの出来事のことを「ラッキーセブンス」と言いました。これが「ラッキーセブン」の一般的な用法の語源でもあると言われています。そして、7は縁起の良い数字だとされるようになったそうです。
パチスロの歴史をさかのぼっていくと、米国のスロットマシンに行き着きます。よって、日本のスロットはアメリカのカジノスロットをモチーフとして作られています。ですので、ラッキー7、777の概念も米国からのものですね。
ところで、パチンコ・パチスロ業界において、1980年に「インベーダー・ゲーム」というTVゲームが大流行してパチンコの人気低下現象が起こりました。その危機を救ったのが三共(SANKYO)が開発した「フィーバー」という台です。この機種はセブン機と呼ばれるデジパチの元祖で、大当たりの図柄は「7」のみでした。フィーバーの「7」もラッキー7からでしょう。