ギャンブラー の 誤謬は少数の法則への信念より生じる”誤った発想”を言い換えた言葉であると言っても過言ではありません。
わかりやすくいうと、バスケットボールの「ホットハンドの誤謬」に言い換えることもできてしまいます。
例えば、誰かが借りたお金を返さないと聞くと、人は「前から多額の借金があった」もしくは「いつも借りているんだ」と勝手な憶測をしてしまします。
その人が、以前からお金を借りているだとか、いつも借りているというのは、それぞれの認識によって作られるもので、この時の「借りたお金を返さない」というのとは無関係であるということ。事実を無視した憶測での誤った判断とも言い換えることができます。
サイコロカジノ
クラップスやシックボーなどで陥りやすいのがギャンブラー の 誤謬と言えます。
サイコロが振られれば振られるほど勝てそうな気のするゲームですが、実は真逆の法則で、サイコロが何回も振られればその分勝率は低くなっている、という計算ができなくなってくるからです。
これは、「回数を重ねれば重ねるほど勝率は高くなるだろう」という誤った認識が引き起こしてしまう現象で、この方程式にハマってしまうとギャンブラー の 誤謬と発展するのです。
ギャンブラー の 誤謬の予防策
「次こそは」という思想は捨てなければいけません。ギャンブラーのほとんどは「次は勝つ」「やり続ければいつか勝つ」という思想を持った人がほとんどです。
次はなく「今」を見ることを怠り「先」が見えなくなってしまえばその時点でギャンブラーの負けなのです。
これを未然に防ぐには、確率論や統計論を理解しておく必要がります。
過去の経験より計算するのではなく、今現在に意識を置いて考える必要があるということになります。
日本の言い回しで「出ないパチンコ台につぎ込む」という言葉もあるように、「やれば勝つ」「こうだから、こうに決まっている」という思い込みは危険です。
その時、その時で判断することが大切です。